【新卒歯科衛生士必見】良い歯医者・いい求人の選び方

新卒歯科衛生士のみなさん！！！
国家試験お疲れ様です！！！

合格率高くて絶対に落ちることの許されない国家試験、プレッシャーのかかる試験ですよね。
本当にお疲れ様です。

さて！ついに手にした国家資格、フルに活用してお金稼ぎましょう！自由に過ごしましょう！

この先の人生自分はどう生きていきたいかを考え想像しながら楽しく賢く生きて行きましょうね！

新卒歯科衛生士が求人を選ぶ時のポイント

給与

年数を重ねると案外この割り切った考えが出来るようになってきます。

そのくらい給与は職場を決める時に大事な要素になります。

お金が一番の仕事のモチベーションな方も多いと思います。

都内新卒衛生士の月給は約23万円からです。

あまりにも低すぎる給与の医院はおススメしません。

また、たまに見る

という求人もおススメしません。

などの理由が挙げられます。

お住まいの地域の給与相場から明らかにかけ離れた給与の医院には気を付けましょう。

そんなときは就職エージェントに相談して、医院と直接給与交渉をしてもらいましょう。
一人一人に適した職場案内をプロの目線から徹底サポート【歯科転職ナビ】

勤務時間

最近はあまり遅くまで診察している医院は減ってきているように感じます。

週3休み！と記載のある求人は1日の勤務時間が長い傾向にあります。

1週間で40時間勤務が正社員の勤務条件に多い条件になります。

診察時間ではなく勤務時間なので、朝の準備と帰りの片付けも勤務時間には含まれます。

この準備と片付けを勤務時間に含まない医院、案外多いです。

面接の際には

を聞いておくといいです。
（聞きにくいですけどね）

休み

医院の診療時間・診察スタイルによって休みの取り方はまちまちなので、週40時間勤務をオーバーしていないかを確認しましょう。

同世代がいるか

これ、かなり大事です。

入職してみて、20代の独身スタッフが自分だけ・・・という状況、結構あります。

なんてこと、よく聞く話です。

同世代・同じような生活スタイルのスタッフが1人いるだけで、仕事のしやすさが全然違います。

面接・見学時に何歳くらいのスタッフがいるのかよく確認しましょう。

昇給

一般的な医院は年に1回3,000円～10,000円の昇給があります。

昇給でよくあるパターンが、基本給から昇給ではなく資格手当を昇給するパターンがあります。

一見どちらでも変わらないように見えますが、ボーナス（賞与）を貰うときに差が出ます。

ボーナスは基本給が1か月分、2か月分というように計算するので資格手当が昇給してもボーナスは増えません。

これは面接で聞くようにしましょう。

社会保険

新卒の人におススメな求人は社会保険完備と記載のある求人です。

社会保険完備と記載のある歯科医院の求人で気を付けるべきポイント

ここ数年のコロナウイルスで急遽休むことになった人からたくさんこの言葉聞きました。

知らないで就職すると実は損していた！なんてことがあるので要注意です。

セミナー参加

1年目～3年目は医院の方針にもよりますが、積極的にセミナーに参加するように言われる場合があります。

最初は歯周病関連のセミナーに参加する機会が多くなると思います。

残業時間、残業代は何分単位で出るのか

診察終了時間が何時までで、そこから何分単位で残業代が出るのかは面接時にききましょう。

片付けに遅くまでかかり、診察終了から30分以上も拘束される事もあります。

見落としがちなのが午前中の診察時間が伸びた場合、昼休みがその分長くなるのか、伸びた分が残業代として出るのかが曖昧な場合があります。

最近はみなし残業といって実際の労働時間に関わらず一定時間の残業代が固定給に含まれている制度を導入している医院もあります。

昼休みの過ごしかた

地味ですが、毎日の事なので意外と大事なポイントです。

コロナの感染対策で一部屋でみんなで昼休みを過ごす医院は少なくなっています。

みんなでワイワイ話ながら過ごすのが苦手な人は各自好きに過ごせる医院がいいですね。

面接で「お昼休みってみなさんどのように過ごしているんですか？」とサラッと聞いてみましょう。

ユニットで寝れる医院は、午後の診察に気持ちも体もリセットした状態で挑めるのでおススメです。

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こんな歯医者は絶対に選ぶな

同世代がいない

自分が一番年下！他は全員子持ちの人！という環境も可愛がってもらえていいかもしれませんが、同世代の話し易い人がいる方が精神的に楽に仕事ができます。

同じキャリアの人がいると仕事にも張りがでます。

ライバル視する必要はないですが、同世代の衛生士はこのくらい出来るんだな、という参考になるのでおススメです。

人がすぐやめる

もうこれは絶対に就職してはいけない医院です。
人が辞める原因に目をつぶる医院は、何か問題が起こった時も向き合ってくれません。

だいたいが人間関係な事が多いです。

面接時に
「ここ1年で何名くらい退職されてますか？」
「今回は欠員募集ですか？増員ですか？」
と募集理由を聞いてみて回答を濁すようなら考えた方がいいと思います。

正社員が自分だけ

アルバイト・パートの人数がたくさんいて正社員が1人という医院、案外多いです。
何かあった時に責任を押しつけられる傾向にあります。

ということが頻発し、ストレスになります。

新卒で入るには過酷な状況なので、正社員の人数が何人いるのかを把握して就職しましょう。

働いてみて違った場合

すぐに辞めましょう

と感じたら、即辞めましょう。

ブラック医院に何年もいる必要がありません。

新卒のうちに何件か医院を経験しておくと、今後の衛生士人生で医院選びの目を養うことが出来ます。

最近は退職代行でサクッと辞める人も多いので即辞めしたいときはおススメです。

世間は3年は辞めるなっていうけど・・・

これよく聞きますよね。

毎日ストレスの3年って地獄すぎませんか？

私も面接や見学の案内する時に求職者の方と話しますがブラック医院だったのですぐに辞めました、と正直に話してくれる人の方が好感持てます。

近年、社会的に転職歴はマイナス要因にはない傾向にあります。

ほんとうにやりたいことがあるから転職する人、働いてみたら別のこともやってみたくなった、など前向きな理由の転職はむしろ素敵だと思います。

院長（歯科医師）は経営のプロではないということ

これ、よーく覚えておいてくださいね。

院長は歯科医師であり、敏腕経営者ではありません。

分院がたくさんあるクリニックで、歯科医院以外にも別事業で経営している先生は経営を分かっている人ですが、そう何人もいません。

こんなこと、ザラにあります。

院長に期待してはいけません。あくまで本業は歯科医師です。

まず１年働いてみよう

自分にとって何か大事かを知る

お金なのか自由な時間なのかやりがいなのか、自分が働くにあたり何が一番大事なのかが数年働くと明確になってきます。

これに気が付いたのも社会人3年目くらいです。なので勤務時間が8時間以上での職場は選ばないようにしています。

お金が一番大事な方は高給与でインセンティブ（歩合）のある医院を選んで、給与交渉もするべきです。

やりがいが大事な方は、自分の行った処置をちゃんと先生方が見てくれて評価してもらえる医院を選ぶといいでしょう。

何事も気楽に考えてみる

最初のうちは仕事で言われたこと、失敗したこと、出来なかったことがあると数日落ち込む日もあります。
（むしろ落ち込まないであっけらかんとしている方が能天気すぎるのかも・・・？）

大丈夫です。
技術職なので、回数こなせば出来るようになります。

出来なかったこと、怒られたことの反省は勤務時間中にやりましょう。

勤務時間外や休みの日に考えると仕事とプライベートを切り離せなくなります。

このクセがついてしまうと精神的に安定しなくなります。

何か仕事で嫌な事があった時は、この言葉を思い出してほしいです。

社会保障を知る

こう決心したときはまず社会保障制度を調べてから退職・転職しましょう。

案外知らない失業保険について調べておきましょう。

雇用保険に入っている場合は失業保険の申請が出来ます。

仕事を辞めてから約2週間程で離職票が届くので、離職票を持ち管轄のハローワークへ行き失業保険の手続きをします。

ここで大事なのが、会社都合で退職したのか自己都合で退職したのかです。

会社都合は、リストラ・倒産・解雇などが主な理由です。

この場合も会社都合になるので、自己都合で離職票を貰わないようにしましょう。

自己都合は結婚・子育てによるライフイベントに伴う退職やキャリアアップによる転職、医院への不満解消などです。

会社都合で辞める場合は失業保険の受け取りが1週間程度で給付の期間も長くなります。
自己都合の場合は受け取りまでに約2ヵ月かかり給付期間も短くなります。

会社都合で辞めれそうな場合は退職の時に『離職票は会社都合で下さい』と伝えましょう。

言わない限り自己都合になります。

歯科衛生士の国家資格、絶対に無駄にはなりません。

高給与

世の20代の平均年収は320万ほどに対して、歯科衛生士は20代のうちでも平均350万（地域差あり）はあります。

やっぱり資格職は強いです。
3年専門学校に通って合格率90％超えている国家資格で、世の平均より高い給与の歯科衛生士は正直コスパがいいです。

数年働いてみて合わないと思ったら別業界に転職するのも大いにアリです。

気が向いたらまた歯科衛生士やろっかな～♪くらいでいいと思います。

全国で働ける

結婚して引っ越す、一人暮らしで都会に出る、田舎暮らしをしたい、いろんなライフステージの変化があると思いますが全国どこにでも歯科医院はあります。

個人のクリニックだけでなく総合病院・大学病院・訪問歯科など資格があるだけで就職先の幅も増えます。

今や女性も正社員で働く時代に働き口がどこにでもあるのは貴重なことです。

まとめ

私が歯科業界で働いてみて、一般的に普通とされている事が歯科業界では普通ではないということが身に染みる経験をたくさんしてきました。

どうしても歯科業界はコミュニティに偏りがあり、外の世界を知らずに過ごしてしまうことがあります。

ただ知識がないだけて損する人生を過ごしてほしくないです・・・

短期間で転職たくさんしても全然ＯＫ！自分納得できる医院に早めに出会って長く勤めるのが一番です。