2025年が幕開けし、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
タイトル通り、週休3日という働き方で歯科衛生士のキャリアを始めて一番タイパの良い働き方を手に入れました。
簡単に手に入れたものではなく、紆余曲折ありました。
少し自分語りにお付き合いください。
Contents
ストレスの多い環境にいた1年
2023年末から2024年中旬まで、歯科業界に腰を据えてワースト1を競うレベルのクリニック(A医院)に勤めました。
経営者への不信感、給与不備の多さ、劣悪な人間関係。
時代が令和になってもイチ中小企業の経営実態はこんなもんか、と幻滅すらしました。
給与を上げるために転職しましたが、それと引き換えに精神衛生が保たれない日々に違和感を感じ、再度転職を考えました。
週休3日で働いてみようと決断・交渉
A医院に在職中、精神衛生を保てないと同時に通勤時間の長さや診察時間の遅さが故に家庭が疎かになってしまったので、ひとまず経営者に週3日休みを提案し了承していただき私の人生初の週休3日生活がスタートしました。
週3休みにあたり、勤務条件は
- 正社員扱い
- ボーナス有
- 給与は基本給約20%カット
- 自費の歩合率はそのまま
という条件で再契約しました。
この時すぐに転職して週3日休みをにしようとはせずに、まず置かれた環境で実現可能かどうかを判断しました。
(のちに面倒なことになったことは省略)
近年の働き方改革により働き方の柔軟さや選択肢が増えているなかで、自ら行動しないで現状に不満を持ちながら仕事を続けていくことの意味の無さ、時間は有限であることも踏まえて、まずは勤務形態の変更を交渉してOKをいただきました。
【今の勤務先で週3日が可能かどうか】をひとまず考えてみてほしいです。
新しい環境を探すのも体力が必要ですし、置かれた環境でどれだけ要望が通るかを試してみてほしいです。
- 経営者(院長)に提案できるか
- 経営者とコミュニケーションが取れる環境にあるかどうか
- 時間を作って話をしてもらえるか
- なぜ週休3日にしたいのかを具体的に説明できるか
この提案をすることによってどのような返答が来るかもいくつかシュミレーションしておきましょう。
スタッフの採用が難しくなっている昨今、いいスタッフは簡単に辞めてほしくないと考えるのが経営者の思考です。
あなたの医院の在籍期間や人柄が評価されていれば要望も受け入れてもらい易いです。
もし現状の環境で実現が難しくても凹む必要ないです。
歯科医院無数にあるので。
週休3日求人の見つけ方

転職し新たな環境で週休3日の医院を探している方は、まず週休3日の募集がある求人から探しましょう
当たり前ですが、一番話が早いです。
求人サイトでも週休3日のチェック欄があるので、もはや条件としてはスタンダードになっていると思います。
週休2日の求人で週休3日が可能か問い合わせてみる
ベースは週休2日の医院でも、求人の中身を見てみると【週休3日相談可】と記載があったりします。
条件のいい求人を保存しておくと医院側からオファーやスカウトが来ることが多いです。
そのメッセージ上で週休3日の働き方は可能かどうか聞いてみるのもアリです。効率のいい流れだと思います。
実績の無い医院に注意!
全く応募が来なくて、とりあえず間口を広げるために週休3日OKとしている求人があります。
でも実際は週休2日しか募集していなかったり、週休3日のスタッフを雇ったことが無かったり。。。
週休3日のスタッフを雇うのが初めての医院は労働条件が変更される可能性があるので入社前の確認が重要になります。
今までに週休3日のスタッフいた実績があるかどうかは必ず確認しましょう。
交渉のコツ

遠慮しないで自信を持つ
人生において、仕事をしている時間はとても長いです。
ですが、交渉の時間はたった数分です。
遠慮する必要が全くありません。
遠慮しないで交渉した条件が、今後あなたの人生の大半を占める仕事のしやすさに繋がるわけです。
医院側もある程度の交渉を想定している場合があります。
特に中途採用の場合は、あなたのスキルや経験に見合った待遇を求めるのは当然です。
交渉のタイミング
面接の最初から条件の話ばかりすると、あなたの良さやアピールポイントが霞むので交渉は中盤で行いましょう。
条件ばかりを気にしてると思われてしまうのはもったいないです。
過度な要求はしない
交渉をしているうちに欲が出てきて、週休3日の話のはずが給与や休みの交渉にならないように気を付けましょう。
過度な条件の要求は品も損なってきます。
仮に要望が通ったとしてもあなただけ特別扱い、は既存のスタッフからの反感を買いやすいので気をつけましょう。
丁寧に交渉する
交渉や希望の条件を伝えることが不慣れな場合は、どうしても焦ってしまったり言葉にするのが難しくなりやすいです。
落ち着いた印象で、丁寧に話をすることによってあなたの印象を下げずに交渉することが出来ます。
前のめりにならないように気をつけましょう。
条件交渉が難しい場合
転職エージェントが一番おススメです。
非公開の週3休みOKの求人数が一番多く相談しやすいのはファーストナビ歯科衛生士
です。
相談しやすいエージェントが経営者に直接交渉してくれます。
まとめ
全ての事に意味があると思う今
今のこの環境に巡り会えたこともA医院を踏み台にして実現できた事でもあるので、今となっては感謝しています。
結婚して引っ越して東京で暮らし始めた30歳頃から、物事の考え方や捉え方が(良くも悪くも)クレバーになっていると感じています。
言語化の上手な夫や私を取り囲む人々の思考が影響されている気もするので、この先どんな人と関わっていくかも考えさせられた2024年でした。
私たち歯科衛生士・歯科助手は今最高の売りて市場なので、多少図々しく転職活動をして良いと思います。
その結果、今は週3休+祝日休みで歯科衛生士になってから一番良い給与とストレスのない環境で働けています。