歯科衛生士学校の実習についてお話しします。
Contents
実習の種類は?どんな事をするの?
大きく分けて3種類あります
校内実習
1年生の夏頃から始まります。
学校に設置されているユニットを使用し3人1組になり術者・患者・アシスタントに分かれて実習をします。
時間配分がされていて、実習時間に全員が3役をやる事になります。
校内実習の内容は?

病院実習
2年生の夏頃から約半年間、病院実習が始まりました。
2人1組になり実習先は学校が指定した一般歯科医院です。
矯正歯科や小児歯科など専門性の高い医院ではなく、全員一般歯科に実習に行きます。
週に1回学校の登校日があります。
病院実習の内容は?
校内実習とは違い患者さんに施術することになるので口腔内を実際に触る機械は少なく、診療補助・消毒滅菌がメインでした。
診療補助は先生の治療のアシスタントについていたので、校内実習とは違う経験が出来ました。
病院実習は実習日誌を毎日提出し、週に1回レポート提出があったので家に帰ってからもやることがありました。
3年生の実習は勤務先で行いました。
(学校によって勤務先での実習が不可・条件付きの場合があるので要確認)
勤務先でやらない生徒は学校で指定された一般歯科での実習になります。
病院実習は1日8時間で、朝の準備・昼の休憩時間も8時間に含まれたので夕方5時〜6時に終わる人が多かったです。
その他の実習
- 患者実習
友達や家族を学校に呼んで実際に口腔内でP検やスケーリングを行います。PCRやBOPの評価をするため2回来てもらいます。 - 解剖実習
大学病院へ行きホルマリン処理のされている遺体を見学します。
歯科衛生士の解剖実習は見学のみです。 - 訪問実習
訪問歯科を専門としている企業へ行き、1日訪問車に同行します。
総合病院・介護施設・個人宅を訪問し口腔ケアをします。
実際に口腔内に触れることはなく、口腔内にライトを当てたり機材の移動を手伝いました。
実習で気をつける事

髪型・髪色
学校で指導を受けてから実習へ行きます。
実習先・患者さんに失礼のないように、基本的には黒髪です。
言葉遣い
社会人にふさわしい言葉遣いを心がけましょう。
夜間部の学生は年齢が幅広いので歯科医院に年下のスタッフがいることがありますが、スタッフの方全員に丁寧な言葉遣いをするようにしましょう。
立場をわきまえる
歯科医院での勤務経験があっても、実習生として行くため学習する姿勢で臨みましょう。
わからない事をそのままにしておかない
実習中にわからない事があったらそのままにせず、早めに解決するようにしましょう。
時間が経過してしまうと聞きにくくなります。
わからないことを放置してしまうと医療事故に繋がる恐れがあります。
歯科医院にとってもトラブルになるのでわからないこと・疑問点はすぐに聞くようにしましょう。
実習でつらかったこは?

レポート提出
実習ごとに病院実習は毎週レポート提出があり、書く辛さもありましたが一番辛かったのは・・・
レポートのネタ切れです。
実習日誌の記入もネタ切れになり、書くことがなくなる状態に何度もなりました。
友達と内容を相談したりしてネタ切れをしのいでいました。
時間が経つのが遅い
病院実習は見学や洗浄・消毒作業がメインの為、本音はすごく飽きます。
午後の診療は眠くて眠くて・・・睡魔と戦う日々でした。
慣れない環境に身を置くストレス
誰でも慣れない事をするのはストレスに感じることがあると思います。
(年齢を重ねると余計感じます。。。)
わからないことだらけで、初めは覚えることが多くて・・・
経験上、2週間踏ん張れば慣れます!
まずは2週間頑張ってみてほしいです。
まとめ
歯科衛生士学校の実習のイメージは持てたでしょうか。
大変な時期もありますが、国家資格を取得する為にはやらなければならない事です。
とても環境の良い実習先に行ける人もいれば、そうでない人も・・・ですが、実習は就職と違い終わりのあることなので、残りの日数をカウントしながら頑張りましょう!
そのまま実習先にアルバイト・就職する方もたくさんいます。皆さんの実習が充実した日になることを願っています。