歯科衛生士の給料を本音で大公開いたします。
「給料いくらもらってる?」とストレートに聞けたらスッキリしますが、なかなか聞けないですよね。
これから歯科衛生士を目指す方、転職希望の方はぜひ参考にしてみて下さい。
Contents
まず、転職して給料は減りました。
私は転職して給与が減りました。
理由は
- とにかく早く帰れる医院で働きたい
- 社会保険(協会けんぽ)に加入している医院で働きたい
- 出来れば木曜・日曜休みの医院で働きたい
この3つの条件がどうしても妥協出来なかったので、転職先の給与はある程度でOKとしていました。
転職した経緯
歯科助手として働いてから夜間部の衛生性学校に通ったので、衛生士1年目は26歳でした。
衛生士1年目~3年目は実家(埼玉)から通い、4年目から医院から徒歩5分の場所(埼玉)に一人暮らし、そこから結婚を機に都内へ引っ越してきました。
キャリアアップしたい!もっと活躍したい!!!という転職ではなので、妥協出来ない条件を3つ決めて転職し結果として給与は減りました。
リアルな給与明細を大公開します!
歯科衛生士1年目 26歳
勤務時間8:30~18:00(休憩1.5h)
残業ほぼなし
(仕事後暇な日は患者さん診ていたので残業代は変動してます)
院長ちょいクセあり
人間関係△
歯周初期治療メイン
基本給 25万5000円
(給与明細画像無くてごめんなさい)
手取り約22万~23万円
同クリニック3年目 28歳

1年目からじわじわ昇給を繰り返して2万1000円アップ。
3年目から主任になり手当が+1万円
この時から総支給が初めて30万を超えました。
この年で年収約420万。
同クリニック4年目 29歳

またしてもじわじわと昇給し前年から1万6000円アップ。
本当にバブリーな院長でした。
この年で年収430万。
同クリニック5年目に突入 30歳

もうすぐで基本給30万・・・!
だがしかしこのタイミングで・・・退職!!
結婚、引越しにともない泣く泣く退職しました・・・
- 昇給はスタッフ一律昇給ではなく、頑張り・仕事量に応じて随時昇給なので1年間に3回昇給がある年もあった
- 昇給は衛生士手当ではなく基本給が昇給されるので、ボーナスもアップした
- ボーナス前に昇給してくれる院長だった
- ボーナス夏冬1ヶ月ずつ
- 頑張りを評価してもらえ、数字にしっかり反映されるのでやる気に繋がった
ちなみに外の世界も気になるあなた、20代後半女性年収中央値は約300万です。
歯科衛生士として働いていれば中央値以上の年収はもらえると思います。
【給与交渉の出来る求人紹介会社はこちら】
30歳で初の転職
引越し後に転職し都内の一般歯科歯科に就職。
歯科衛生士5年目にして初の転職をします。
勤務時間9:00~18:30(休憩1h)
残業毎日15分程
院長クセなし
人間関係△よりの〇

基本給23万
資格手当3万
精勤手当1万
残業代約7千円
まだ働き始めて1年経過していませんが、給与を足して年収を計算してみたら・・・
年収405万。
- 毎年4月にスタッフ全員が一斉昇給
- 昇給は基本給ではなく資格手当がアップする
- ボーナスは基本給で計算するので、ボーナスはアップしない
- ボーナス夏1ヶ月、冬2ヵ月
- 分院もあり全体でスタッフが30人程いたので給与ルールが定められている
年収いくら減った?
結論、年収25万減
給与の増減は月給ではなく年収で考えるようにしましょう。
年収アップが目的で転職している人は交渉次第です。
正直、給与交渉って気が引けます。
面接で直接給与交渉しにくい時には転職エージェントを使うとスムーズに交渉ができます。

30歳で初の転職

- 経験年数はもちろん大切だが、入社すぐに希望の給与にはならない
- その医院に適した人材でなければ評価してもらえる
- 歯科衛生士歴が長くても入社すぐは既存のスタッフの金額は超えられないことが多い
- 基本給は20万前半で資格手当などで総支給額が20万後半になるパターンが多い
- 長くいればいるほど年収はあがる
- 基本給が高いほうが年収は上がる
- 大きい組織でスタッフの多い医院は給与ルールがあることも
年収アップのポイント
基本給の高い医院への転職
先程も書いた通り、基本給が高いことがポイントです。
手当が昇給しても賞与に反映されないので注意しましょう。
求人情報で給与が高い!と思っていても実際は基本給が少なく手当が多いことが多いです。
入社前に必ず確認が必要です。
インセンティブのある医院への転職
ホワイトニング・PMTCなど自費の業務をすることによってインセンティブ(歩合)が入る医院があります。
やればやるだけ給与アップに繋がります。
大規模な医院へ転職する=年収アップではない
ユニット数が多くスタッフの人数も多い医院は、仕事の評価がルール化されていてアピールが難しくなることがあります。
点数を何点稼いでいるか、自費を何件やったかなど数字で評価しなければならない事もあります。
それとは逆に、小規模な医院の場合は一人の人材が医院に与える影響が大きくなるので、活躍しているスタッフは柔軟に評価してもらえます。
コロナ禍での減給・賞与カット
ここ最近で医療業界の給与が揺らいだのは、新型コロナウイルスの流行でした。
患者さんが減っても変わらず給与を出し続けてた医院もあれば、減給・賞与なしの医院もあったと思います。
今後も経済状況や新たな疫病により医院の経営が傾き傾向になることもあるでしょう。
今回の新型コロナウイルス流行時の給与状況は聞いておいて損はないです。
自己PR

自己PR!となると頭を悩ませてしまいますが、『私を採用するメリット』を伝えるようにまとめるといいです。
- 患者さんのモチベーションを上げるためにこんなTBIしていました
- 業務が円滑に進むようにこんな工夫していました
- セミナーでこんなことを学びました
など、具体例や成功体験を面接で話せると入社前にアピールできます。
入社後の勤務態度
実は一番大切なポイントです。
- 既存のスタッフと協力的に仕事ができているか
- 医院の雰囲気を悪くしていないか
- 医院のルールに従えているか
- 言葉遣いは出来ているか
- 率先して動けているか
- 遅刻していないか
歯科衛生士業務ができているかも評価の対象になるのはもちろんですが、その前に社会人しての振る舞いを見られています。
面接でのイメージと入社後のギャップがあると給与アップは難しいです。
謙虚で協調性があり、新たな環境でも柔軟に対応できる人材が求められます。
まとめ
好きに捉えて下さい。
人それぞれアピールポイント・得意分野があるので面接でうまく伝えられることができて、入社後も医院に馴染みながら活躍できる人材が求められます。
あなたの人柄を評価してくれる医院に巡り会えますように!